今年も不定期ではありますが、ブログ、施工事例等、掲載していきますので、
どうぞよろしくお願い致します<(_ _)>
昨年、一昨年と初日の出を拝みに足利市の天狗山へ登山するのが、行事になっていましたが、今年は足を怪我してしまい残念ながら中止にしました。
連休中は暴飲暴食気味で、すっかり体がなまってしまいましたが、明日1月6日から仕事初めです。今年もどうぞよろしくお願いいたします!
今年最初の掲載は、棟板金の重要性についてご説明させていただければと思います。
寄棟型や切妻型コロニアル屋根には、必ず屋根の頂上部分に棟板金が、取り付けられています。
下図参照↓
塗装工事の際などに、場合によっては補修、又は交換する場合が主ですが、意外と見落としがちな箇所でもあります。
例えば、塗装業者さんが棟板金の劣化に気付いて教えてくれれば良いのですが、棟板金の劣化に気が付かず塗装のみで完了してしまうと、のちに台風や強風で棟板金が飛ばされる可能性がありますので、注意が必要です。
今回、実際に棟板金を確認してみると、ところどころ棟板金の浮きがありました。浮きの原因は下地の木材に打ち付けた釘が抜けてきて浮いてしまったり、下地の木材そのものが腐食のため釘が抜けてしまったりという場合があります。
既存棟の状況ですが、一見正常に見えますが、ところどころ浮きが見受けられます。
棟板金が浮いている箇所を測ってみたところ、約15mm指が入るくらいのすき間がありました。
これだけ浮いていると、台風時はもちろん少し風の強い雨などは奥まで侵入してしまいます。
棟板金を外してみると、腐食の激しい箇所がありました。手で押すだけでぽろぽろ崩れるくらい脆くなっていました。
こうなってしまうと、棟板金を固定している釘が全然用をなさなくなってしまいます。
木下地の寿命は、屋根の形状や地域などによっても差がありますが、今までの経験上おおよそ15年から20年、長くもって25年くらいかと思います。
腐食がここまで進んでいると、台風や突風などで飛ばされる危険性がかなり高いです。
近隣の住宅が近かったり、車や通行人にぶつかってしまった場合、大変な被害に及ぶ場合がありますので、点検などは必要です。
とは言え、屋根の上なんて上がって見ることはできないし、どう判断すればいいんだ!?と思いますよね…
そんな場合、自分でできる簡単な診断方法ですが、屋根の頂上付近が目視できる場合でしたら、風が強い日に棟板金が風に煽られてバタバタしていないか、もしくは屋根下の部屋で耳を澄まして変な音がしていないか、などの行動でわかる場合もありますので、是非ご確認していただければと思います。
今回の棟板金のご説明は以上となりますが、ご自宅の屋根が気になる場合は、
ご遠慮なくご相談ください。診断は無料で行わさせていただきます。
それでは今年も宜しくお願い致します。