台風対策について

今年も台風の時期が近づいてきました。

お住まいの台風対策など、大丈夫でしょうか?

屋根、外壁、雨樋の不具合はないでしょうか?気になる箇所があるのなら、ハイシーズンになる前に、点検や修理、メンテナンスの必要性があります。

温暖化の影響か、年々台風や大雨の被害が増しています。

大切なお住まい、安心に長持ちさせるためにもメンテナンスが不可欠です。


例えば、コロニアル屋根や瓦屋根であれば、ひび割れや破損部、ズレなどはないか、板金屋根であれば、サビや穴あきはないか?

参考ですが、上写真はコロニアル屋根です。下写真が、板金屋根(瓦棒葺き)です。

特にコロニアル屋根や板金屋根の場合、棟板金は強風や突風などで飛ばされるリスクがあります。表面上では分かりにくいですが、下地の木材が経年劣化により腐食していることが多いです。棟板金の木下地は、貫板と呼ばれる杉板材が使われるのが主流です。木下地の寿命は屋根の形状、立地条件などにより異なりますが、劣化が早い場合は10年で腐食することもあります。風通しが良く、条件が良い場所であれば20年経過しても、腐食していない場合もあります。

下写真はコロニアル屋根の棟板金を取り外したところです。木下地が腐食しボロボロになっている状態です。


棟板金は、この木下地に釘で固定するので、この木下地が腐食していると、強風や突風で飛ばされる原因となります。

今まで、棟板金の修理は何度も行っていますが、棟板金が無くなっていることに、しばらくの間、気が付かなかった…というお客様が少なくありません。

近所の人に言われて初めて気づいた、という方もいらっしゃいました。

自分の家のことは、意外と気が付かないものです。

棟板金自体は、多少のサビや劣化があっても、直ちに修理が必要というわけではありませんが、木下地の腐食、劣化は外からは見えないので、判断が難しいです。

【上の写真は、少し分かりにくいですが、棟板金が屋根から10mmほどすき間があいている状況です】

判断材料としては、棟板金が浮いていたり、風が吹くとでバタバタと音がする…などです。

とは言え、施主様が梯子などで屋根に上がるというのは、なかなか難しいと思いますので、弊社へご相談いただければ、点検いたします。

点検は無料で行わせていただきますので、ご安心ください。


雨樋は枯れ葉や、鳥が運んだ草や小枝などが詰まり、正常に機能しなくなったり、経年劣化などで腐食や穴があいたりします。おおよその雨樋交換の目安は、15年~20年程度です。

定期的なメンテナンスやゴミ詰まりの直しなどを行っていれば、長持ちします。

上の写真はかなり劣化の進んだ状態です。年数もかなり経っていると思われます。

ただ、雨樋の補修や交換工事は足場がないと、工事できない場合が多いので、塗装工事などと合わせて行うのが、おすすめです。