今回は、鉄骨造の納屋の屋根改修工事を行わせていただきました。
既存の屋根材は、鉄板波板で裏側にポリエチレンフォーム付き(断熱材)のものです。
そして、今回使用する波板はカラーガルバリウム鋼板t-0.4mmです。
今回は、裏張りのポリエチレンフォーム(断熱材)は無しです。
裏側に断熱材を付けるメリットは、断熱効果の他に結露防止もあります。
デメリットは、若干ですが断熱材分の価格上昇と、処分する際に産業廃棄物扱いとなるので、処分費も高くなります。
工事の進め方は、既存の屋根を撤去しながら、新設屋根材を葺いて行く、といった感じで行いました。
下の写真が施工前のものです。
かなりサビが進行しています。固定のボルトはサビだらけでした。
屋根材は最初は青だったようですが、劣化で色が完全に抜けています。
屋根材を留めつけているフックボルトを外していきます。
裏側の青い部分がポリエチレンフォーム(断熱材)です。
新設の屋根はグレー色を使用しました。
既存屋根を解体しながら、新設屋根材を葺いて行きます。
順調に葺き進めていきます。
半分葺き終えたところです。
既存と新設と違いがはっきり分かりますね!
↑屋根材を葺き終えビスも止め終えました。
↓屋根の水上部に、防水の為のケミカル面戸を取り付けます。
波板の形状になった、スポンジ状のもので、裏側はシールで波板に貼り付けることができます。
ケミカル面戸を貼りつけたら、棟板金を取り付けて行きます。↓
現場に合わせて、加工してきました。
ジョイント部に防水のための、シーリング処理をしながら、取り付けて行きます。
↓ケラバ包みの施工写真です。
鉄骨部がむき出しになっていると、雨風で劣化が早まりますので、ケラバ包みを
取り付けることで、美観と劣化を防ぎます。
↑施工前
↓施工後
↓棟板金、ケラバ包みを取り付け、工事完了となります。
以上、今回もご覧いただき、ありがとうございました。
参考にしていただければ、幸いです。