今回、倉庫屋根の改修工事を行いました。錆や劣化があり、塗装は困難なため、カバー工法を行いました。
コストを抑えるため、木下地は合板ではなく屋根胴縁を用い、屋根仕上げ材は波板(鉄板小波)で施工しました。
この日は未明まで雪が降り、現場到着してまず初めに雪下ろしから、始めました。結構な重労働になりました。(;^_^A
そして屋根胴縁取付開始です。
屋根胴縁が完了し、屋根本体を葺き始める前に軒先の面戸を取り付けます。
この軒先面戸の役割は、見栄えを良くするためでもありますが、一番の役割は、既存の屋根と新たな屋根との間に、すき間が出来てしまう為、鳥や虫などの侵入を防ぐ効果があります。
波板を葺き進めていきます。
波板の材質は、カラーGL(ガルバリウム)鋼板t-0.35 色はダークブラウンです。
波板本体が葺き終わると、棟の下地の貫板を取り付けます。
施工写真を撮り忘れましたが、波板と木材の隙間には波板用の、ケミカル面戸という、雨水の侵入を塞ぐ材料が入ってます。
下の写真がケミカル面戸です↓
そして、棟板金も取付て屋根工事完了です。
波板は、住まいではあまり使用されませんが、低コストで施工できるのがメリットです。耐久性もありランニングコストも抑えられます。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。<(_ _)>