今回は、アルミ躯体カーポート屋根の葺き替え工事を、行わせていただきました。
既存のポリカプレートは、まだ割れなどはなかったのですが、施主様の意向で、昨今の日差しはとても強烈なため、日差し軽減及び、雹などによる穴あき防止に効果的な鋼板屋根に変更しました。
カーポート屋根のこの様な葺き替え工事は、今回で2件目です。
一回目は、埼玉県西部で何年か前にあった雹被害でポリカが穴だらけになってしまったカーポート屋根の改修工事でした。(過去のブログに掲載してあります)
ポリカは弾力性があり衝撃には強いのですが、経年劣化が進むと弾力性がなくなり、外部からの衝撃により破損しやすくなり、突風や雪の重みで破損や、外れることがあります。
今回使用した屋根材も、前回同様のものです。
セキノ興産製SⅬルーフ エバールーフ1型 カラーガルバリウム鋼板t-0.5mm厚 ブラック色



↑ 既存ポリカ屋根です。日差しを軽減するため以前に施主様が塗装したとのことで、ブラウン色で仕上がっていました。
↓既存ポリカを解体します。




↑撤去が終わり、骨組みだけになりました。
これから屋根材を搬入していきます。

屋根材は横葺きで、端から端までジョイント無しの一枚ものです。
今回の屋根材の長さは約6mありました。

↑軒先から葺き始めていきます。既存のジョイント部のアルミ下地へステンレス製のドリルビスで留め付けます。
↓進行写真





↑順調に葺き進めて、頂点付近まで葺き上がりました。
↓下から見たところです。


↓屋根本体が葺き上がりました。てっぺん部の最後の一枚は、既製品はないので自社で加工してきました。
残りはケラバ部(左右端部)の小口塞ぎです。

↓ケラバ包み、施工前施工後です。

施工前↑
施工後↓

ケラバ包みも終わり、工事完了です。




最後に、それぞれの屋根材の特徴(メリット、デメリット)について簡単にご説明いたします。
ポリカプレート
メリット
軽くて弾力性があり、透明または半透明なので明り取りとして有効、雨音も静か。
デメリット
真夏の日差しはとても暑い、劣化が進むと割れやすくなり、大きな雹などで破損し、
車が傷つくリスクあり。
鋼板屋根(ガルバリウム鋼板)
メリット
日差しは完全に遮れる。年月が経過しても、大きな雹でもで穴があくような心配はない。
デメリット
ポリカに比べると重くなる。雨音が多少気になるかもしれない。
以上、個人的な主観にはなりますが、私が思うそれぞれのメリットデメリットです。
今回は以上となりますが、ポリカプレートの交換工事は結構高額となりますので、
今回のようにガルバリウム鋼板での工事も、是非選択肢の一つとしてご検討いただければ、幸いです。
その際は、どうぞご気軽にご相談ください。
ご覧いただきありがとうございました。

