竣工日
2020年2月29日
場所
千葉県流山市
施工内容
雨漏り修理
構造
木造
大雨が降るたびに心配していたが、これでほっとしたとの事でした。
工事費用も予算内で収まり、喜んでくださいました。
散水テストをしたところ、壁と屋根の取合い部分にある、雨押え板金（茶色の部分）へ勢いよく散水したら雨漏りが発生しました。
雨押えの一部をカットして、下地の状況を確認したところ、ルーフィング（下葺き材）が壁際に立ち上がりがありません。さらに、通常では瓦を施工する前に、捨て谷板金を壁際に施工するのですが、それもありませんでした。
つまり、壁際の瓦を雨水が乗り越えたら、即雨漏りが発生してしまう状態でした。
屋根下地を直すには瓦を一度全て解体しないと出来ませんが、費用を抑えるために、施主様のご要望で瓦は解体しない方法で施工を考慮しました。
そこで考えたのが、雨水を屋根と壁の取合いより手前で排出させる。といった方法です。
その為に、雨押え大きく作り、瓦を一列分覆ってしまうという施工法にしました。
写真は、合板を加工して雨押えの下地を作っています。
合板にルーフィングを葺きます。
そして雨押えを取り付けます。
外壁との取合いにシーリングをする前に、マスキングテープを施工します。
そしてシーリングを終えテープを剥がします。
この後、最初と同様に散水テストを行いましたが、雨漏りは発生せずに無事完了しました。
